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席次表の肩書きについて

席次表の肩書きについて

席次表づくりで悩むのが、ゲストの配席と肩書きですよね。
今回はゲストの肩書きについて詳しく記載したいと思います。

  1. 肩書をつけるメリット・デメリット
  2. 肩書きをつけるときの基本
  3. 仕事関係者の肩書きについて
  4. 友人の肩書きについて
  5. 親族の肩書きについて
  6. その他の肩書き

 

肩書をつけるメリット・デメリット

席次表に肩書きをつけるメリット

  • 初対面でも、ゲストが新郎新婦とどのような間柄なのかよくわかる。
  • 披露宴が始まるまでの間、ゲストの時間潰しになる。
  • きちんとした式であるという印象を与えることができる。
  • 両親があいさつ廻りをしやすくなる。

席次表に肩書きをつけるデメリット

  • 肩書きを考えるのが大変
  • 新郎新婦とゲストがどういう関係性なのかはっきりとわかる。
  • 人数が多い場合、席次表がごちゃごちゃし、文字が小さくなってしまう場合がある。

経験則ですが、現在、席次表を作る方場合、ゲストに肩書きをつける方が主流かと思います。
私が手掛けた席次表でも、肩書をつけられる方がほとんどでした。

けれど、下記の場合など、肩書きをあえてつけないという方もいらっしゃいます。

  • 新郎側と新婦側のゲストが極端に偏っている。
  • 肩書きをつけるのが難しいゲストがいる。
  • ゲストの人数が多く、席次にはいりきらない。
  • ゲストのほとんどが友人であり、カジュアルな式にしたい。
  • 会費制の結婚式である。

席次表の一番の目的は、ゲストがどの席に座ればいいかを案内することにあります。
肩書は必ずつけなければならないものではありません。

肩書きを記載することで不快な思いをするゲストがいる場合、あえて肩書をなしにするというのも良いかと思います。

 

肩書きをつけるときの基本

肩書を書く場合、
場所と間柄 (例:新郎高校友人) を書く場合と
間柄 (例:新郎友人) を書く場合の二種類あります。

どちらの表記も間違いではありませんが、新郎側、新婦側ともに同じルールで肩書きを記載するようにしましょう。

カジュアルな式にしたい場合、あえて通常の肩書にせず

とてもサッカーが上手な先輩

など、人物像を紹介するようなコメントを付ける場合もあります。

肩書きはある程度のルールが決まっていますが、必ずその通りにしなければならないというものでもありません。
肩書きを記載する上で一番大切なことは、ゲストに対する心配りです。

肩書きは、ゲストが快い気分になれるもの。不快な気分を与えないものにしましょう。

 

仕事関係者の肩書きについて

会社名を肩書きに入れる場合、長くなっても正式名称を省略しない。株式会社は(株)としない。
【会社】と表記しづらい場合【職場】と表記する。

間柄 肩書き
取引先・他社関係者・主賓 〇〇株式会社 代表取締役社長 等
企業名・部署名・役職を肩書とする。※社会的な肩書きを使用する
上司 〇〇株式会社〇〇部 部長 / 新郎会社上司 / 新郎上司
先輩 〇〇株式会社〇〇部 / 新郎会社先輩 / 新郎先輩
同僚・後輩・部下 〇〇株式会社〇〇部 / 新郎会社同僚 / 新郎同僚
※部下や後輩という表記は失礼にあたるとされる場合もある
同期 〇〇株式会社〇〇部 / 新郎会社同期 / 新郎同期
移動になった人、退職した人 〇〇株式会社〇〇部 / 新郎会社元〇〇 / 新郎元〇〇
過去の職場関係の人 新郎元会社〇〇 / 新郎元〇〇 / 新郎友人
※以前の会社関係の方は友人として招待するのもあり

基本的にゲストの肩書は、新郎新婦との関係性で記載します。(新郎会社上司など)
けれど、仕事関係のゲストが多い場合、社会的な肩書き(〇〇株式会社〇〇部)が好まれる場合もあります。
移動になった人、退職した人を、職場の同僚と同じテーブルに配置する場合、一人だけ現在の社会的な肩書きを記載するよりは、新郎新婦との関係(新郎会社元同僚など)を記載する方がよいかと思います。
逆に上司や先輩、同僚を社会的な肩書で記載している場合は、退職した関係の方も現在の社会的な肩書で記載する方が好ましいかと思います。
どうしても適切な肩書がつけられない場合、最終手段として【新郎来賓】を使いましょう。

 

友人の肩書きについて

友人の場合、すべてを新郎友人、新婦友人としても良いのですが、関係性を詳しく書く場合は下記のようにしましょう。

  • 幼なじみ
  • 中学校友人 / 高校友人 / 大学友人
  • 〇〇仲間(バンド仲間、サークル仲間など)
  • 〇〇時代の友人(留学時代の友人、バイト時代の友人)
  • 〇〇チームメイト

学生時代の友人には新郎大学友人、新郎高校友人として、社会人になってからの友人は新郎友人としても問題ありません。

 

親族の肩書きについて

親族の場合、社会的な肩書きではなく血縁での肩書きを使用します。

間柄 肩書き
両親 父 母 ※敬称をつけない
兄弟・姉妹 兄 弟 姉 妹
※未婚の場合、または世帯が同じ場合は敬称をつけない。(所説あり)
兄弟・姉妹の配偶者 義兄 義弟 義姉 義妹
※兄姉の配偶者は年下でも義兄義姉。弟妹の配偶者は年上でも義弟義妹
※兄姉に敬称をつけない場合、配偶者にも敬称をつけない。
兄弟・姉妹の子 甥 姪
両親の兄・姉とその配偶者 伯父 伯母
両親の弟・妹とその配偶者 叔父 叔母
おじ・おばの息子・娘 その配偶者
自分より年上
従兄 従姉
※同年齢で誕生日が自分よりも早い場合も含む
おじ・おばの息子・娘 その配偶者
自分より年下
従弟 従妹
※同年齢で誕生日が自分よりも遅い場合も含む
いとこの息子 娘 その配偶者 従甥 従姪
両親の父・母 祖父 祖母
祖父母の父 母 曾祖父 曾祖母
祖父母の兄 姉とその配偶者 大伯父 大伯母
祖父母の弟 妹とその配偶者 大叔父 大叔母
両親のいとこ
両親よりも年上
従伯父 従伯母
両親のいとこ
両親よりも年下
従叔父 従叔母
新郎新婦の息子 娘 新郎新婦長男 新郎新婦長女 新郎新婦次男 新郎新婦次女
※敬称はなしにする
その他の縁者 親戚

 

その他の肩書き

悩みやすいその他の肩書について記載します。

間柄 肩書き
ゲストの息子・娘 〇〇様御令息 〇〇様御令嬢 〇〇様お子様 / 同御令息 同御令嬢 同お子様
※小学校低学年以下の場合、敬称はくん、ちゃんを使用することが多い。
ゲストの妻 〇〇様令夫人 同令夫人 あるいは 友人として記載
ゲストの夫 〇〇様御夫君 同御夫君 あるいは 友人として記載
近所の方・両親の友人 新郎父母友人 新郎知人
学校の先生 恩師 または社会的地位を記載

 
 

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